アカシアマンギュウム
Acacia mangium
☆輸入材(南洋材)/マメ科 (広葉樹林)
分布・産地 原産地はオーストラリア北部のクインズランド、ニューギニアなどである。そこではあまり重要な樹種とは考えら
      れておらず、熱帯の各地に植えられて驚く程の成長をするようになった。

木材    成長が早いにもかかわらず、早くから心材ができている。心材は黄褐色〜金褐色で、やや光沢があり、辺材は黄白色
      で、心材と色の差はかなり明らかである。若い木材でもやや濃色に変色している部分があり(菌の害?)、欠点に
      なる可能性がある。肌目はやや粗、木理はほとんど通直である。気乾比重は0.42〜0.48あるいは0.68。造林樹種と
      してはやや重いといえる。保存性はとくに高くはないが、保存薬剤処理はしやすい。

用途    まだ大木が得られていないので、どのようなものに適するかはわかなない。しかし、現在でも薪炭用として産地では
      使われ、パルプ用材としても期待されている。
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