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☆輸入材(南洋材)/オトギリソウ科 | (広葉樹林) | |||||||||
分布・産地 この属には約100種が含まれており、その分布は広く、主として東南アジアから太平洋地域にわたって生育し、 さらにマダガスカルと南米にも見られる。材質はよく似ており、各地で有用な木材の一つとなっている。日本の 市場では、メランチなどを除いたいわゆる非フタバガキ科の木材のなかでは、重要な木材の一つである。 木材 心材と辺材の色の差ははっきりしている。前者は桃褐色。板目面をみると、かなり規則的な濃色の細い条があり、 特徴となっている。肌目は粗、木理は一般に交錯している。気乾比重は0.50〜0.81で、やや重硬から重硬なもの まである。耐久性はあまり高くはない。 用途 かつてはメランチなどに混入されて、その代用として合板用材にされていたが、現在では家具用材として欠かせ ないものになってきている。樹種が多いので、そのことによる材質の変動に注意して利用した方がよい。キャビ ネット、楽器、さらにはゴルフのクラブヘッドにも使われた記録がある。 |
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