カリビアマツ
Pinus carribaea
☆輸入材(中・南米材)/マツ科 (針葉樹林)
分布・産地 カリビア海に面する地域に天然分布。熱帯地域での針葉樹造林種としては最も代表的なもので、熱帯アジア、大平
      洋地域、その他に広く植栽されている。大部分のカリビアマツは、パルプ原料を目標として植えられている。

木材    造林木の場合、成長がよいので20年生位になっても心材が形成されない。ほとんど白色ないし黄白色。天然木は
      より重硬で気乾比重は0.72であるが、15年生の造林地からのものでは0.41〜0.67、25年生のそれでは平均0.65
      である。針葉樹の木材としては重硬な部類に入る。熱帯地域では、針葉樹材が少ないため、いろいろな用途に使わ
      れている。製材したものには、狂いやねじれが多く出ることとやにが出るので、用材として優れているとはいえ
      ない。青変菌の害を受けやすいので、伐採後それを防ぐ工夫が必要である。

用材    日本のマツ類が使われるような用途に用いられる。パルプ、箱、建築、杭などがある。
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