ドロノキ
ドロヤナギ

Populus maximowiczii
☆国産材/ヤナギ科 (広葉樹林)
分布・産地 北海道から本州の北部・中部に分布し、渓流沿いにみられることが多い。また、シベリア、中国東北部、朝鮮、
      カムチャッカ、サハリンにも分布。蓄積はあまり多くなくとくに大木になることもない。同じ属にヤマナラシ、
      ハコヤナギ(P.sieboldii)がある。この類は一般にポプラと呼ばれている。

木材    心材と辺材の境界はとくにはっきりとしていない。前者はくすんだ淡褐色で、ときどきやや濃色の縞が不規則に
      あらわれ、後者は白色。肌目はやや粗。気乾比重は0.33〜0.42(平均値)〜0.55。軽軟である。木材の保存性
      は低く、戸外での使用には不適である。切削などの加工は容易であるが、仕上がり面はケバ立つことが多い。

用途    日常われわれの目によく触れるのはマッチの軸木、パルプ、箱、器具、包装、経木、木毛などにも使われる。
      木炭は火薬の原料になる。
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