ガブーン
オクメ

Aucoumea klaineana
(広葉樹林)
樹木  ガブーンという英語の名前は、西アフリカの共和国ガボンに由来するが、多くの国ではオクメという名で通っている。
    ガブーンは単一種で、樹高40mに及ぶ大木となり、ガボン、赤道ギニア、およびコンゴにのみ産する。しかし産地での
    蓄積は非常に豊富で、ガブーンはどのアフリカ産の木材よりも多量に輸出されている。ヨーロッパ大陸へ丸太の形で大量
    に輸出されるガブーンは、合板工業用の主要材の一つになっている。

木材  色は淡桃色、肌目はかなり精であまり特徴のない木材である。たまにはもくをもつこともあるが、木理はたいてい通直である。
    比重はスプルース(ホワイドウッド)と同じ程度である。

加工性 ガブーンはシリカを含み、鋸や他の切削刃物を摩減させるので、製材されていることが少ない。その代リロータリー切削
    されて、乾きが早く接着性のよい単板が得られ、優れた合板がつくられる。ただし、この合板は腐朽しやすい場所での使用
    には向かない。

用途  ガブーンは、フランスや他のヨーロッパ諸国で、合板工業に大量に用いられた最初の熱帯産広葉樹材である。ガブーンの
    合板は家具、ドアスキン、間仕切りなどの一般的な用途に使用され、また軽量であるため小型ボートの建造にも用いられるが、
    耐久性が低いので維持には慎重を要する。合板のほか、ガブーンはブロックボードやラミンボードの製造にも用いられている。
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