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☆輸入材(南洋材)/フトモモ科 | (広葉樹林) | |||||||||
分布・産地 パプアニューギニア、インドネシア、フィリピンなどに分布。日本に輸入されている用材となるユーカリ類の中では、 最もよく知られている。数百種位あるユーカリの中で、アジアの熱帯や太平洋地域、その他の熱帯地域で、造林が成功 している樹種の一つである。日本へはパプアニューギニア産の天然木が輸入されている。同国には単一樹種で大量に 入手できる樹種が少なく、カメレレは比較的大量に得られ、同国の樹種の代表的なものの一つである。造林した木は 成長がよく、個体によっては17・8年で、直径70cmを越える。熱帯各地ではパルプ用の原料として造林することが多い が、大径木は合板用材としても使える。 木材 心材の色は淡赤褐色ないし赤褐色で、辺材が桃色を帯びているので、心材と辺材の境界は不明である。肌目はやや粗、 木理は通直かやや交錯する。天然木の場合はやや重硬(気乾比重:0.62〜0.69)で、造林木はずっと軽くなる(同: 0.42〜0.45)。製材や機械加工は容易。仕上げた面は非常によい。旋作すると表面が毛羽立つことがあるが、研磨に よって平滑になる。 用途 天然木は家具、屋内建具、壁パネルなど、また合板用としても使われている。造林木はパルプ原料が主。 |
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