ロッジポール・パイン
Pinus contorta
☆輸入材(北米材)/マツ科 (針葉樹林)
分布・産地 ロッキー山系および大平洋岸の地域で、ずっとアラスカまでみられる。したがってこの丸太が、主に生産されて
      いるのは、中部ロッキー山系のいくつかの州で、そのほかにはアイダホ、モンタナ、オレゴン、ワシントンなど
      の各州が生産地として挙げられる。生育地では、かつてインディアンの人達が小屋(円錐形をしている。これが
      ロッジポールの名のおこりと想像できる)の建設用の丸太やそり作りに使っていた。

木材    心材と辺材の色の違いはとくに明かではない。心材の色は淡黄色から淡黄褐色で、辺材はやや黄色味を帯びた白色。
      板目面でディンプルグレイン(えくぼのような模様)が著しいのが特徴である。気乾比重の平均値は0.47。マツと
      してはやや軽軟で加工はしやすいが、強度はどちらかというとやや低い。仕上げたあとで、樹脂が表面に滲み出て
      くることがあるので、利用範囲は狭くなる。

用途    量の上からいうと製材、杭木、鉄道枕木、支柱などが多かったが、枠材、壁材、床板材、造作材などにも使われる。
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