ミズナラ/楢
Quercus crispula
☆国産材/ブナ科 (広葉樹林)
分布・産地 北海道、本州、四国、九州、さらにサハリン、南千里、朝鮮などに分布。代表的な日本での産地は北海道
      である。

木材    心材は褐色で、淡色の辺材からはっきり区別できる。年輪の境に沿って大きな道管が環状に並んでいる
      ため、年輪がはっきりとしている。このような組織の成り立ちのため、成長がよいと道管の占める比率が
      多くなり、そのために木材は重硬になり、逆に成長が悪いと反対の理由で軽軟になる。放射組織は幅が
      広く、柾目面では”とらふ”と呼ばれる杢を形づくっており、家具材としては魅力のある材料となる。
      気乾比重は0.45〜0.68(平均値)〜0.90で、重硬である。心材の保存性は中庸で、加工は難しい。

用途    洋風家具、器具、床板、運動具、洋酒樽、造船、木炭、合板、単板、車輌、棺材(欧州への輸出)など
      がある。
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