モルッカンソウ
センゴンラウト
ホワイトアルビジア

Albizia falcataria
☆輸入材(南洋材)/マメ科 (広葉樹林)
分布・産地 モルッカ諸島から太平洋諸島が原産地とされているが、成長が非常に早いため熱帯の早成樹種の一つとして注目され
      るようになり、熱帯アジアから太平洋地域にかけての国々で行われている造林プロジェクトで、植栽されている。

木材    一般には心材と辺材の色の差はあまりなく、淡黄白色でときに心材の色が濃く、かなり桃色を帯びていることがある。
      肌目は粗、気乾比重は0.23〜0.49で、南洋材のうちでは、軽軟な木材の代表的なものの一つといえる。保存性は非常
      に低くヒラタキクイムシの害を受けやすい。切削などの加工性はよいが、仕上がり面はあまりよくない。この木材に
      ナンヨウギリという商品名がつけられているが、軽軟ということだけでつけられたものである。

用途    軽軟で、保存性の不必要な用途に使われる。種々の製品芯材、マッチの軸木、包装、箱、合板などがある。
back