ペリコプシス
Pericopsis mooniana
☆輸入材(南洋材)/マメ科 (広葉樹林)
分布・産地 分布範囲は広く、スリランカからマラヤ、スマトラ、ボルネオ、フィリピン、スラウエシなどを経て、ニューギニア、
      ミクロネシアまで及んでいる。一時、その材面の装飾的な価値を利用して、かなり広く家具用を中心として使われ、
      ユーラシアンチークという商品名がつけられていた。

木材    心材と辺材の色の差ははっきりとしている。前者はいわゆるゴールデンブラウンで、部分的に、より濃色な条が見ら
      れる。後者はやや黄褐色を帯びている。成長輪がかなりはっきりしていて、板目面では材の色の違いによる模様が出る。
      気乾比重は0.61〜0.90で、どちらかといえば重硬な木材。肌目は粗、木理は交錯している。

用途    木材そのものの材質を利用するというよりは、むしろ材面の装飾的な価値を利用する用途に突き板の形で、家具、
      キャビネットなどに使われる。蓄積の少ない樹種で、最近目に付くことがなくなってきた。
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