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(広葉樹林) | |||||||||||
樹木 スズガケノキ(イースタン・プレーン)P.orientalisは南および東ヨーロッパ、トルコ、イランに産し、アメリカスズ カケノキ(ウェスタン・プレーン)P.occidentalis(=P.hybrida)は米国東部に分布して、バトンウッドとかシカモア と呼ばれている。両者の間の雑種モミジバスズカケノキは樹高が高く、大きな丸太がとれる。スズカケノキはそれより 小さい。 木材 淡褐色で、大きい放射組織が板目面で明らかで、柾目面では著しいもくを形づくるので、レースウッドとも呼ばれる。 肌目は精、均一で、木理はふつう通直である。モミジバスズカケノキはブナより約15%軽く、アメリカスズカケノキ はさらに軽い。 加工性 乾燥は容易だが、狂うことがある。強さはそれほどではない。製材は、鋸を少し締めつける傾向を除けば良好である。 柾目材のとき放射組織が離れるのを防ぐため切削刃物を鋭くしておけが、機械加工は容易で、仕上りもよい。腐朽 しやすい。 用途 モミジバスズカケノキは、柾目面の出る単板としてパネル(たとえば鉄道の客車用)とか、あるいは象嵌や寄木細工に よく用いられる。製材の一般的用途は、ブラシの柄、器具柄(叩いて使う器具以外)なあどである。アメリカスズカ ケノキは入手しやすく、家具、パレット、梱包、肉屋のまな板、単板としてパネルやドアなどに用いられる。 |
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