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☆輸入材(南洋材)/キョウチクトウ科 | (広葉樹林) | |||||||||
分布・産地 東南アジア、ニューギニア、オーストラリア、ソロモン群島など大平洋地域などの熱帯雨林に分布。幹や枝に傷を つけると、牛乳のような白い液が流れてくる。このためが、パプアニューギニアでは、ミルキーパインと呼ぶこと がある。 木材 心材と辺材の色の差はほとんどなく、木材の色は黄白色であるが、ときどきやや桃色を帯びたものがある。木理は 通直、肌目はやや粗。気乾比重は0.38〜0.47。南洋材のなかでは最も軽い木材の一つである。軽軟なため切削など の加工はしやすい。この木材は乳跡をもっており、それが乾燥して抜けると板目面でレンズ状の孔となって現れる。 この性質は木材を使うときには、大きい欠点となる。表面にでるような用途には使われない。変色菌の害を受け やすく、乾燥は十分留意する必要がある。保存性の大変低い木材である。 用途 上述したような欠点があるため、いろいろ製品の芯材にされることが多く、建築に用いられるときには保存処理を している。 |
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