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☆国産材/クスノキ科 | (広葉樹林) | |||||||||
分布・産地 本州、伊豆七島、四国、九州、沖縄、台湾、南朝鮮、中国などに、海岸沿いのところでは太平洋側では岩手県南部、 日本海側では青森県南部にまで分布。 木材 心材と辺材の境界は認められ、前者は紅褐色で後者はやや褐色を帯びる。タブノキはその木材の色によってより赤 いものをベニタブ、淡色のものをシロタブというように区別することがあり、前者のほうが高く評価される。 木理が交錯したり、乱れていることがあり、そのため材面に化粧的価値のある杢が出る。肌目は粗。気乾比重は 0.55〜0.65(平均値)〜0.77。ほぼ中庸な硬さをもつ。保存性はほぼ中程度で、切削などの加工はとくに難しく ない。仕上がりは中程度。 用途 器具、家具、建築などに用いられるが、タブノキの木材は、暖かい地域に蓄積が多いので、それ以外の地域では 知名度は低い。樹皮が絹織物の染料になる。 |
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