タガヤサン
鉄刀木

Cassia siamea
☆輸入材(南洋材)/マメ科 (広葉樹林)
分布・産地 熱帯アジアに広く分布する。この樹種が、乾燥地帯での造林の際、厳しい条件にも耐えるので、造林樹種として
      よく使われている。鉄刀木ともいわれ、重硬な木材で唐木の中に含まれ、シタン、コクタン、タガヤサンと三つ
      並んだ代表的なものの一つである。

木材    心材の色の濃褐色ないし黒褐色であるが、それに加えて、淡色の細かい縞が多数規則的にあるため、両者による
      濃淡の縞が、はっきりした模様を形づくっている。耐久性は高く、加工や仕上がりもよい。

用途    指物、家具、象眼、木槌などに用いられる。日本ではタガヤサンは、ステッキ用材として用いられたことがある。
      アフリカの乾燥地帯にも植えられているが、これらは土地の緑化の意味もあるが、燃料材としての利用の意味も
      ある。
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