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☆輸入材(南洋材)/ムクロジ科 | (広葉樹林) | |||||||||
分布・産地 台湾、スリランカを含む熱帯アジアを経てニューギニア、ソロモン群島、サモアなどに分布。現在この木材を主と して輸出している国は、アジア地域よりも、ニューギニア、ソロモン群島などである。タウンという名はパプア ニューギニアで、マトアはインドネシアでの名前である。タウンは大平洋地域の市場材の中では最も知名度の高い ものの一つである。 木材 心材は桃褐色から赤褐色まであり、辺材はやや淡色。肌目はやや粗、木理は交錯する。気乾比重は0.58〜0.79で、 重硬な木材である。釘を打ち込む際に損傷が出やすい。かつてタウンはいくつかの樹種から成り立っていて、それ ぞれの木材の材質が少しずつ違うといわれたことがあったが、今では1種で、材質の違いは環境などの因子による と考えられている。 用途 家具、キャビネット、内装、合板などに用いられる。仕上がった材面がよいことなどから家具用を目的として利用され ている。日本の家具工業は、かつて大量に使ったブナの枯渇に伴って、熱帯林の中に材料を求めてこのタウンが選ば れた。 |
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