ツゲ
黄楊
アサマツゲ

Buxus microphylla var.japonica
☆国産材/ツゲ科 (広葉樹林)
分布・産地 本州、四国、九州の暖かい地域に分布。御蔵島のツゲはよく知られている。
      
木材    心材と辺材の色の差はほとんどなく、木材の色は黄白色、黄褐色。日本産の中でもっとも緻密であるとされている。
      肌目は極めて精、年輪はわかり難い。気乾比重は0.75〜0.95で、木材は重硬。

用途    木材が緻密で仕上げた面に光沢があるので、工芸品の材料としてつかわれることでよく知られている。いろいろの
      形をした櫛の伝統的な材料である。浮世絵の版木、とくに精密な細工の必要な部分、顔、手などに使われる。将棋
      の駒、算盤玉、彫刻、細工物、美術品、寄木、木象眼、定規、種々の器具などがあり、また日常生活のなかで大変
      重要なものに印鑑の材料がある。
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