|
|||||||||||
![]() |
![]() |
||||||||||
(針葉樹林) | |||||||||||
樹木 アメリカではイースタン・ホワイト・パインの名で知られているイエロー・パインは、ソフト・パインと呼ばれる 軽い木材を生産する樹種グループの一つである。このほかに市場材として重要なソフト・パインには、アメリカ産の ウェスタン・ホワイト・パインおよびシュガー・パイン(日本でベニマツあるいはチョウセン・ゴヨウと呼んでいる ものであろう)などがある。中型の樹木で、樹高が30m、幹の直径は60〜90cmに達し、カナダ東部とアメリカに 天然分布する。他の国々でもときに見られるが、病害を受けやすく、造林木としての可能性は限られている。 木材 色調は淡黄色ないし淡褐色で、ときにかすかに桃色を帯びる。年輪はあるが、あまりはっきりとはしていない。 肌目が精、均一で、通直な木理をもつことで知られている。軽い木材で、ヨーロピアンレッドウッド(オウシュウ・ アカマツ)より約20%軽い。その他のソフト・パインも同様な材質をもつ。 加工性 乾燥は早く、良好である。乾燥の収縮は少なく、利用中の安定性も高い。強度は低いが加工はきわめて容易で、 仕上がりも非常によい。耐朽性は低い。 用途 良質のイエロー・パインは非常に高価である。非常に細かいところまで彫刻でき、利用の際の安定性も著しく高いので、 工業用の木型に最適である。指物、パネル。オルガン部品、製図 、ローラー、船やボートの建造にも使われる。 アメリカえは、低質の節のあつ木材をコンテナーや梱包むに用いる。 |
|||||||||||
back | |||||||||||