イエローポプラ
チューリップツリー
Liriodendron tulipifera
☆輸入材(北米材)/モクレン科 (広葉樹林)
分布・産地 ポプラという名前がついているが、ポプラにはおよそ縁遠い植物で、ホオノキと同じ科に含まれる。米国東部
      の落葉樹林に見られる樹木で、一般的には低い山地に生育している。アパラチア山脈やオハイオ河渓谷地域で
      は最も大型になる。

木材    心材と辺材の色の差ははっきりとしている。前者はオリーブグリーン(しばしば、濃い緑、黒、紫色など縞が
      でる)で、後者はほぼ白色、気乾比重は0.45とやや軽軟。肌目は精、木理は通直である。乾燥は容易で、損傷が
      できることは少ない。加工は容易、仕上がりがよく、釘打ちしても割れはほとんど出ない。塗装はし易く、その
      仕上がりはよい。

用途    軽軟で、加工がし易いので、アメリカでえは一般木工用の木材としてよく使われている。内装用、建具、ドア、
      玩具、合板などそのよい例。少量が輸入され、テーブルなど家具あるいは楽器に使われている。
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